症状を緩和するには?通年性アレルギー性鼻炎の対処法

症状を緩和するには?通年性アレルギー性鼻炎の対処法

花粉症の季節でも無いのに鼻づまり、鼻水、くしゃみが止まらないと言った症状が現れる場合は、「通年性アレルギー性鼻炎」に疾患している可能性があります。

通年性アレルギー性鼻炎は、季節に関係なく様々な鼻炎症状を引き起こす厄介なアレルギーで、日本では4人に1人の割合でこのアレルギーを持っていると言われています。

通年性アレルギー性鼻炎を根本的に改善するには、点鼻薬や飲み薬と言った治療法が一般的でしたが、近年では様々な治療法が登場しており、いくつかの選択肢から自分に合った治療法を選ぶことができるようになりました。

治療法だけでなく、症状の緩和に効果的な対策を行うようにするだけでも精神的に楽になれる場合もあり、アレルギーを治すのは中々簡単ではありませんが、様々な対処法を1つずつ試してみれば、症状が今より軽くなったり、体質自体を改善できるかもしれません。

そこで今回は、通年性アレルギー性鼻炎を緩和させる方法や、おすすめの治療法など、通年性アレルギー性鼻炎の対処法をご紹介します。

アレルギー性鼻炎には種類がある!?

近年、若い世代を中心に増加している「アレルギー性鼻炎」。

人間には、体内に侵入してきた有害な異物を撃退する免疫システムが備えられており、ウイルスなどの病原体や、花粉、ホコリ、ダニと言ったアレルゲン(抗原)が体内に侵入すると、この免疫システムによって控除させることができます。

しかし、何らかの理由でこの免疫システムが過剰に反応してしまうことがあります。

アレルギー性鼻炎は、この免疫システムのエラーによって引き起こるアレルギー症状で、鼻から侵入した物質が過剰に反応することで、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を引き起こします。

あなたはどっちのアレルギー性鼻炎?

アレルギー性鼻炎と思われる症状が出ている場合は、まず自分がどのタイプのアレルギー性鼻炎なのかを知ることから始めましょう。

アレルギー性鼻炎には、スギやヒノキと言った花粉によってアレルギー反応を引き起こす「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」と、ハウスダストによってアレルギー反応を引き起こす「通年性アレルギー性鼻炎」の2つの種類があります。

一年を通して症状が現れる場合は”通年性”で、季節によって症状が現れる場合は”季節性”と判断してしまいがちですが、それだけで判断してしまうのはよくありません。

花粉症である季節性アレルギー性鼻炎は、毎年2~4月が発症のピークを迎えますが、花粉は1年中飛散している為、人によっては複数の季節で症状が現れる場合もあり、このような際には、どちらのアレルギー性鼻炎なのか判断しにくい場合があります。

自分がどのアレルギーに反応しているのか知りたい場合は、引き起こす原因のアレルゲンを調べられるアレルギー検査を受けてみるのがおすすめです。

どのタイプのアレルギー性鼻炎なのかを診断してもらったら、アレルギーの原因に合わせた対処法を行っていきましょう。

アレルギー性鼻炎になりやすい人

アレルギー性鼻炎は様々な原因によって罹り、なりやすい人もいれば、逆になりにくい体質の人もいます。

そこで、アレルギー性鼻炎になりやすい人の特徴をご紹介します。

ペットを飼っている

犬や猫などの毛のあるペットを飼っている人は、通年性アレルギー性鼻炎に罹るリスクが飼っていない人よりも高まると言われています。

対処法としては、寝室にペットを入れないようにしたり、絨毯は敷かずにフローリング上で飼うようにしましょう。

不規則な食生活をしている

毎日の食生活は健康にも大きく影響され、偏った食事を続けていると腸内環境の悪化や免疫力が低下することで、アレルギーが発症しやすくなります。

他にも、アルコールの飲みすぎもアレルギーの症状を悪化させる場合があるので、お酒をよく飲む方も要注意です。

掃除をさぼりがち

部屋の中には、ホコリやダニと言ったハウスダストが溜まりやすい場所が沢山あります。

特にカーペットや家具の裏などは特に溜まりやすい為、こまめに掃除をする必要がありますが、掃除をする頻度が低いほど、どんどんハウスダストが溜まっていく為、アレルギー反応が出やすくなってしまいます。

アレルギー性鼻炎を緩和する方法

アレルギー性鼻炎を改善するのは簡単ではありませんが、様々な対策に取り組むことで、症状を一時的に緩和したり、予防をすることができます。

そこで、アレルギー性鼻炎を緩和できる方法をいくつかご紹介します。

こまめに掃除する

ダニが原因でアレルギーを引き起こす場合は、なるべく毎日掃除をするようにし、部屋を清潔に保つように心掛けましょう。

また、ハウスダストを防ぐには、なるべく絨毯や畳では無くフローリングがおすすめで、フローリングならダニが発生にしくく、掃除もしやすいのでクリーンな状態を維持することが可能です。

部屋の換気をする

定期的に換気をすることで、部屋の空気が入れ替わり、部屋中に溜まっている様々な有害物質を排出することができます。

掃除を終えた後も毎回窓を開けて換気をするようにし、ハウスダストを外に追い出しましょう。

しかし、花粉症の方で花粉シーズンになると窓を開けれないと言う場合は、なるべく花粉が飛んでいない朝や夜に換気を行うのがおすすめです。

湿度は50%以下を保つ

ダニは温度25~30度、湿度70~80%に達すると繁殖しやすくなり、特に春や夏などの温かい気候に増加しやすい傾向にあります。

発生を予防するには、エアコンや除湿器などを使って湿度を50%以下に保つようにし、温度も25度以下に設定するようにしましょう。

アレルギー緩和に効果的な食品を取り入れる

アレルギーの症状を抑制するには、毎日バランスの良い食事を心掛けるようにするのはもちろん、体質改善に効果的な食品を取り入れていくことで、症状の緩和が期待できます。

代表的なのが、ウーロン茶や甜茶、スギ茶、紅茶と言った飲み物で、その他にも免疫力の向上につながるヨーグルトや果物、納豆なども積極的に取り入れるようにしましょう。

免疫力をアップする

アレルギーは免疫機能と深く関わりがあり、アレルギーの症状が以前よりも悪化している際は、免疫力が低下している可能性が考えられます。

その為、運動をしたり、質の高い睡眠をとるように心掛けたりと、免疫力アップにつながることを積極的に行うようにして、免疫力を高めていきましょう。

アレルギー性鼻炎のおすすめの治療法は?

アレルギー性鼻炎を緩和させる方法をご紹介してきましたが、これらは比較的軽症の場合に有効な方法で、重症の場合だと効果を得られない場合もあります。

私生活に支障が出る程悩んでいると言う方には、思い切って治療をするのがおすすめで、最近では様々な治療法から選ぶことが可能です。

今回は、アレルギー性鼻炎に効果的なおすすめの治療法をご紹介します。

飲み薬

一時的に症状を緩和させたい際に有効なのが飲み薬です。

アレルギー性鼻炎には、くしゃみや鼻水の症状を和らげてくれる「抗ヒスタミン剤」が配合された飲み薬の服用を推奨しますが、抗ヒスタミン剤は第1世代と第2世代があり、第1世代は即効性は抜群ですが口が渇きやすく、集中力の低下や眠気が起こりやすいと言ったデメリットがあります。

第2世代は、口が渇きにくく眠気も発生しにくいと言ったメリットがあるものの、効果が現れるのは第1世代に比べて緩やかです。

しかし、効果は第1世代よりも長く持続することができ、改善率も第1世代よりも高くなっています。

即効性を求める方は”第1世代”、副作用が気になる方は”第2世代”などのように、状況に合わせて使い分けるのがおすすめです。

舌下免疫療法

アレルギー性鼻炎の治療法の中でも最も効果が期待できるのが「舌下免疫療法」です。

舌下免疫療法とはダニを原料にした薬を舌の下に落として服用をする治療法です。

何回か繰り返して行うと身体が慣れてくることによって、症状の改善が期待できます。

しかし、舌下免疫療法は最低でも月に1度の治療を3年以上継続して行う必要がある為、少しハードルが高く、即効性を求めている方にはおすすめできませんが、時間を要してでも根本的に改善していきたい方におすすめです。

プラセンタ

アレルギー性鼻炎の治療法の一つに「プラセンタ療法」があります。

プラセンタとは、胎盤と言う意味で、お母さんと赤ちゃん(胎児)をつなぐ器官に位置しており、赤ちゃんはこの胎盤を通じてお母さんから様々な栄養や酸素を受け取ることができます。

胎盤は出産をすると娩出されますが、胎盤自体には多くの栄養成分が含まれていることが着目され、エジプトのクレオパトラ7世やフランスのマリー・アントワネットと言った有名な歴史上の人物も、プラセンタを日常的に取り入れていたと言われています。

近年ではこの胎盤から抽出をしたプラセンタエキスを使用した注射やサプリメントなどが登場し、健康や美容目的で取り入れられています。

プラセンタエキスには、様々な効果が期待できますが、その中には抗アレルギー作用があります。

アレルギー性鼻炎を始め、アトピー性皮膚炎やアレルギー性結膜炎など様々なタイプに期待でき、新たなアレルギーの治療法として注目されています。

まとめ

アレルギー性鼻炎は親からの遺伝の場合もあり、生まれつきアレルギー体質の人もいます。

しかし、完治するのは難しいと言われていたこの病気も、続々と登場している治療法によって何年も苦しんでいたアレルギーの症状から解放できるようになり、今後も、医療の進歩によって新たな治療法が確立されてくるかもしれませんね。

みなさんも是非、アレルギー性鼻炎を少しでも緩和させるために取り組んでいきましょう。

監修者

和田眞衣子 (わだまいこ)

©︎MichikaMochizuki

株式会社SKエンタープライズ【ビューティー&ヘルス代表】

和田わだ眞衣子まいこ-Wada Maiko-

幼少期の12年をアメリカとヨーロッパで過ごし帰国。
上智大学外国語学部英語学科卒業。
博報堂にメディア営業担当として勤務するが、30歳を前に、再度自分をみつける冒険として渡米。
NYで現在の夫と出会い帰国後結婚。
2児に恵まれるも、子育て中の美容に関して憤りと難しさを感じ、2011年、自分が飲みたい、安心安全なプラセンタ飲料、Mariccaを発売。
2014年、杜仲農家と出会い、2015年、無農薬・無添加・ノンカフェインの杜仲の青汁TochuGreenを発売。

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